昨年2025/12/14日。第3期ご卒業の綿貫先輩が他界されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
弔辞 (4期脇)
綿貫さんは第3期なので、1期から7期までの人は知っておられることでしょう。ガンにより声帯をとられる前までの4-5年前までは、このOB会を楽しみにされて、毎回出席されておられました。この回のメンバーに深くかかわられた方なので、もう少しご報告します。
12月12日
亡くなる2日前のことです。一人で生活しておられ、自宅で療養中の綿貫さんの所に通ってこられた訪問介護のヘルパーさんから、国立に住んでいられる妹さんの所に「食事をもどした」と連絡が入ったそうです。
12月13日
亡くなる前日、妹さんが訪ねてみると、特に変わった様子もなく、妹さんが家に入るとすぐ「ビールが飲みたい」と言われ、ビールを出した所、いつものように、つまみも何も食べないで、ビールをグイグイのんでいた、とのこと。その後「一寸眠りたい」と言って、横になって寝ていた。この日は心配だったので、妹さんも自宅に戻らず、一緒に泊まったそうです。
12月14日
亡くなった当日の様子は、朝、喉が渇いたと言われ、お茶をだした。その後、着替えを取りに妹さんは国立の自宅にいったん戻り、妹さんの実家でもある綿貫宅へ戻った。(片道1時間) 家の中に入ると、コタツに座っていた。いつものように「お帰り」をいう意味で、手を上げて迎えてくれた。
ところが、夕方になって、息遣いが急に激しくなり、容態急変。本人が妹さんの手を握って、声は出せないが「ありがとう」と口をあけて言っているのが、妹さんに伝わったようです。
後から考えてみると、妹さんが帰ってくるまで待って、最後の別れの挨拶をしてから安心して逝ったとしか思えない別れだったと、言っておられました。容態が急変してわずか1時間位での、突然の別れだったようです。
その後、すぐに救急車を呼んで心臓マッサージをしてくれたが、車の中では心臓の状況を示す計器は、死を示す直線になっているのが、妹さんにも見えた。救急車は亡くなった人は乗せないことになっていることは知っていたが、それでもと言うことで、近くの病院に着いた。病院の方では、既に亡くなったおられるので、ここでは死亡届は出せないと断られたそうです。
但し、検死をする条件であれば、死亡診断書は出せるといわれ、そのままお願いし、結局、検死をすることになった。警察が病院に来るまで2時間ほど待っていた時、息を引き取ったはずの綿貫さんが、突然「大きなため息」をついたので、もしやまだ生きているのではと思って、妹さんが手を強く握ったり、顔をたたいたり試したが、目が醒めることはなかったとのことでした。
「火葬場にて」
骨壺に骨が入りきらず、骨はシッカリしており、係の人から「骨を少し砕いて入れてよいか」と言われるほど、骨量が多かったそうです。
ヘタをすると、孤独死の可能性もあった訳で、妹さんの前で、しかも最後のお別れの挨拶もできてから、逝かれた綿貫さんに哀悼の意を表したいと思います。
亡くなる前の状況は、体は少し不自由であったが、一人で食事を作って食べて、誰の手も借りずにトイレに行き、一人で風呂にも入り、郵便物をポストまで出しに行ける位の健康状態であった。
最近、施設に入る話も出ていたが、担当のケアマネジャーからは「今の体の状況では、まだ施設には入らない方が良い」と言われていたらしい。その理由は、まだまだ体が動かせるから。施設に入ると、必ずボケや、その他悪い影響もでる。最近、体の動きも悪くなったので、立ち上げるのに楽なベッドを入れる直前であったらしい。
綿貫さんが、大病し、数々の大手術をくぐりぬけ、約5年半、今まで何とか生きてきた。パーキンソン病の恐れもあり、大病院に行ったが、検査までの待ち時間が長くて持ち切れず、途中で帰ってきたこともある、とのことでした。ここ5-6年の生活は、家で執筆活動や、読書、ビデオを見たりして、のんびりと過ごしておられたようです。
妹さんに、今日OB会がある旨お伝えしたところ、皆さんによろしく伝えてほしいとの伝言を受け賜っていることを、ご報告します。
それでは最後に、皆でここで黙とうをしたいと思います。お元気だったありし日の綿貫さんを偲んで、ご冥福を祈り、1分間の黙とうをさせていただきます。「黙とう!」
(第4期、脇)
文集「峠」に寄稿いただいた綿貫先輩の文章はこちらです。
峠「創刊号」- 北国の日に
https://wccob.net/the_pass/%e5%b3%a0_%e5%89%b5%e5%88%8a%e5%8f%b7_1964/#toc13
峠「2号」- プライベートランナーの記録
https://wccob.net/the_pass/%e5%b3%a02%e5%8f%b7_1964_1964%e5%b9%b4%e5%ba%a6/#toc23
峠「3号」- 陸中紀行
https://wccob.net/the_pass/%e5%b3%a03%e5%8f%b7_1966_1965%e5%b9%b4%e5%ba%a6/#toc21
峠「4号」- 北国の日に(再掲)
https://wccob.net/the_pass/%e5%b3%a04%e5%8f%b7_1967_1966%e5%b9%b4%e5%ba%a6/#toc5
また、プロの文筆家として出版された書籍はこちらです。

謹んでご冥福をお祈りいたします。
IT局)18期 藤原


