OB通信2020年夏

いつもと違う夏 – 会長 14 期 柳井

新型コロナウィルスの感染拡大が収まらない中、猛暑が続いていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。孫の顔を見ることができなかった方や家族旅行を諦めた方も多いのではないかと拝察いたします。

現役のクラブ員達は、登校ができないために新人の勧誘ができないでいます。一大イベントである夏合宿も中止となりました。大変残念なことです。

テレビでは毎日感染者数が増えた、減ったと報道していますが、少しでもより良い対応策があるのではないか、もっと有効な税金の使途があるのではないかと考えさせられます。治療薬やワクチンの開発にも まだまだ時間がかかるのでしょうね。

このような状況がいつまで続くのかは分かりませんが、再来年に控えている創立60周年の総会が無事に開催できることを祈っています。今年の夏だけがいつもと違う夏であって欲しいものです。

事務局より今回のOB通信について – 事務局長 川村

新型コロナと戦うOB諸兄の皆様、ありがとうございます。この危機において早稲田大学サイクリングクラブがどのような戦いをしているかは、このOB通信に記載の記事で伝わってきます。大学の様々な施設が閉鎖され、学生が授業を受けるために登校できないという状況は、OB通信の印刷送付にも大きな障害となりました。

いつも使っていた学内の印刷設備が使えない。封入発送の作業をする場所が無い。そもそも部員が実家に帰っていて集まらない。無理をすれば何とかなるかもしれないが、現役のパワーは秋になれば再開されるであろう大学における新歓活動に集中してもらいたい。

そのため極めて異例ではありますが、今回のOB通信は印刷から封入そして発送まで業者に依頼することにいたしました。経済情勢も異例の状況なので、平素であればあり得ない金額で委託することが出来ました。これからもOB会会則第2条の目的のためにOB会は柔軟にかつ意欲的に取り組んで参ります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

自転車旅いまむかし – 17期 張替

世の中にスマホ、コンビニはおろか、携帯電話もカード決済の習慣も無かった四十数年前から自転車旅をしてきた。今から思えば不便なことも多かったが、その頃はほとんどの駅、バス停、お宮などで寝泊りのできる“寛容”の時代でもあった。いまは大抵のアイテムが軽量コンパクト化し、しかも安価で簡単に手に入る時代になった。

しかし、その一方、”他人”は信用できない存在とされ、めったやたらな所では寝泊まりできなくなってしまった。自転車旅にとってはどっちの時代がいいのか。即座に判断はできないが、とりあえず今と昔の自転車旅の違いについて感ずるままに書いてみる。話を進めるにあたって、”今“とは2019年、”昔”とは1970年代後半としたい。小生の年齢に置き直せば、今=62歳、昔=19~21歳ということになる。また、旅は2週間程度のプライベートランを想定。

[項目] [今] [昔]
宿泊 キャンプ場、道の駅など 駅、バス停、お宮など
宿泊装備 テント一式、シュラフ他 シュラフのみ
食事 コンビニ調達が主 自炊(米、缶詰など)
金銭引出 コンビニでキャッシュカード 郵便局で通帳とハンコ
通信 iPhone(メール、電話) 公衆電話、はがき、手紙
写真 iPhone カメラ、レンズ、フィルム他
音楽 iPhone 小型テープレコーダー
地図 iPhoneでナビ 地図、地図帳
記録 iPhone 手帳、筆記用具

今と昔の違いを簡単に表すと上のようになるだろうか。以下順に補足説明をしてみたい。

【宿泊】昔の場合はほとんどの駅構内で泊まらせてくれた。名古屋駅のような都会の大きな駅でも
構内で泊まれたのだ。また、北海道では冬場に備えて、しっかりした作りのバス停が多く、よく利用させてもらった。案外穴場だったのがお宮だ。涼しいし、駅などと違って静かだったので、夏場の宿としては最適だった。今は深夜の駅構内には入れないし、駅の周りでの野宿は不審者扱いとなるだろう。

【宿泊装備】昔は屋根のあるところで寝泊りできたので宿泊装備はシュラフのみでOKだったが、
今はキャンプ場や道の駅での野営が主力になったので、テント装備一式は持っていかなければならない。幸い現在のテント装備は軽量コンパクトに出来ているので、扱いやすい。

【食事】今は野営地で食事する際もコンビニで調達してから行くので自炊することはない。したがって、自炊装備は持たないですむ。昔は大きな町のスーパーのようなところで米、即席ラーメン、缶詰、魚肉ソーセージなどを買いこんで、コッフェル、ストーブなどの炊飯道具で米を炊いて食べていた。思えば、あの頃は煮炊きなども駅構内でやらせてくれていたのだ。今となっては信じられませんナ。

【金銭引出】今はコンビニのセブン銀行のようなところでキャッシュカードで引出しているが、昔はコンビニなどなく、銀行も田舎には無かったので、全国津々浦々にある郵便局で通帳とハンコで引出していた。真夏の郵便局は冷房が効いていて非常に涼しく、冷水器の設備もあったので砂漠のオアシス的存在だったのだ。

【通信】小生はiPhoneを使っているが、LINEメールが主な通信手段で、ごくたまに電話も使う
(最近ではビデオ通話機能を利用してリモート呑み会もやった)。昔の通信手段は旅に出てしまえば、公衆電話を利用するか、はがきや手紙を郵便で送るしかなかった。それでも何の問題もなく旅は出来た。

【写真】デジカメを持って行くこともあるが、今はiPhoneひとつあれば十分である。フィルムカメラ時代は家に戻って、カメラ屋に現像してもらって初めて自分の撮った写真が解る、という仕組みだったので、結局、金が勿体無いので現像に回さなかったフィルムも結構あった。何だったんだろう。今は撮る側から画像を見ることができ、それを家族や友人に即座に飛ばすこともできる。動画も同様だ。しかも、クオリティがいい。昔を考えたらとんでも無い時代になったもんだ。

コロナ禍の生活 – 創造理工学部4年 海野

こんにちは、WCC 4年の海野です。
今回は現役部員5名から、コロナ禍で思ったことを記事として寄稿します。3月時点では、普段の生活の中ではコロナの影響というのはあまり感じておらず、ここまで影響が大きくなるとは全く思っていませんでした。

4月に入って研究室の活動がオンラインで始まったのですが、大学の授業開始が延期になったことや、大学構内にも入れなかったため、なかなか学校が始まったという感覚になりませんでした。4月以降は遠出をすることがなくなり、気持ちも落ち込んでいました。

5月は課題が多く、通学がないにも関わらず、かなり余裕のない月でした。緊急事態宣言もあり毎日同じような生活をしていました。

6月は、また時間があったので新しいアルバイトや自転車以外の趣味など、新しいこと・習慣を始める月としました。コロナが無かったら時間が余っても適当に過ごすだけだったと思うので、その点では良かったと思います。

7月は一学期の課題のまとめや卒業研究の発表のための準備があり、かなり忙しかったです。このときばかりは通学の時間や体力の節約ができるオンラインでの生活に感謝しました。

夏休みは中学校以来に会う友人と旅行に行く予定でしたが、それも無くなり、寂しい一年になりそうです。

コロナ禍の生活 – 基幹理工学部機械科学・航空宇宙学科 3年西井

3月
冬合宿を実施した後、この時点で大学側のストップがかかり春合宿が行えなくなりました。既に企画局にコースは決めてもらっており、運営側の精査済みであったため企画供養&紀伊半島征伐のためにセルフ春合宿を行うことにしました。

4月
合宿途中で新歓活動が出来ないこと&5月初めから前期スタートになること&学生会館が閉まることがメールにより分かっていたため、運営で連携しつつこれからの活動の予定を組むことにしました。SNS等の新歓を重視する方向にシフトするように二年会長とも話しながら、実際のランや合宿は特に何もできませんでした。これから暇になる(と思っていた)ためBMXを購入しました。

5月
大学の授業が始まりましたが、実際には講義動画を淡々と見続ける地獄が始まりました。また、毎講義出される課題&インターンでじわじわと時間が無くなり、さらにはせっかくの土日は実験のレポートで消費されるようになりました。せっかくなのでLATEXでレポートを書き始めました。自室からほぼ出なくなりました。何やかんや7月中まで活動禁止のお達しがメールで届き、虚無感に満たされました。

6月
ただひたすら動画と課題とレポートとインターンをこなす毎日を過ごしました。外気温がじわじわと熱くなっていること、異常に視力が落ちていることに散歩して気が付きました。

7月
体内時計が完全に逆転しました。散歩するだけで軽く筋肉痛になるほど体力が落ちていました。ランについては許可が下りたものの合宿活動が禁止になってしまい、第58代の活動としてはほぼできなくなったので、代替わりについて全体として考えだす指針を立てました。部室が2日間程度解放されたため、新入生にやっと自転車を貸し出せました。新入生にはずっと前から楽しみにしてもらっていたのに申し訳ないと思います。一人だけでも北海道に行こうと思いルート作成をしました。また、タイヤやテント、青春18きっぷも購入しました。

8月
北海道に向け出発する前日に親に止められ諦めることにしました。Twitterで北海道の景色が流れてくると悲しくなります。部員のインターン等で8月後半まで活動を予定しておらず、ハッカソンに参加したところなんと入賞しました。大学近くの良く行く飯屋がつぶれ、悲しくなりました。
二輪免許を取る予定です。しかしバイクを買うほどの金はないです。個人差もあると思いますが、少なくとも僕にとってリモート授業はとてもつらかったです。教授側も成績評価のために課題を出さざるを得ないのは明らかですが、生徒、特に新入生にとっては大学生活がただの作業のような淡泊なものに感じてしまうと思います。新入生にはどうか耐えてほしいです。。。

一変した生活 – 商学部3年 青山

こんにちは。WCC3年の青山です。私は2019年の9月から2020年の6月まで中国の寧波の大学に交換留学している予定でしたが、新型コロナウイルスによって留学の中止を余儀なくされ、1月からずっと日本で過ごしています。WCCの活動に復帰できるからそれもまたヨシ、と思ったのですが、大学側からサークル活動を禁止され、それも叶わぬこととなりました。今はただただWCCの部員たちと再会するのが待ち遠しくてなりません。

新歓活動もほぼできずじまいで、WCCに興味があるという新入生は数人いたのですがSNSで連絡を取り合う以上のことはできず、一緒に自転車で走ることはおろか直接顔を合わせることすら未だにできていません。他のサークルも大体同じような状況らしく、期待に胸を膨らませて早稲田に入ってきた新入生のことを想うと不憫でやりきれない気持ちになります。大学の講義室で授業を受け、休みには部の仲間と自転車で旅をし、時には酒を酌み交わす。そんな生活が実はかけがえのないものだったのだと、新型コロナウイルスによって生活が一変した今、痛切に感じています。

大学の講義は全面オンライン授業で行われました。通学する手間が省けるからそちらの方が楽だという声もありますが、やはり私は対面授業の方がよいと思いました。というのも私の思う早稲田の一番誇れるところは「多様性」であり、様々な背景、主義思想、能力を持つ人間がキャンパスに一堂に会し、互いに刺激し合いながら成長していく点にあると思っています。そういった出会いが生まれる場であるキャンパスが開かれていないと、早稲田に通っている意味が半減してしまいます。
ただ経済学を勉強するだけならわざわざ早稲田に籍を置いている必要はないのです。一刻も早く対面授業が再開されることを願っています。

前期を振り返ると – 商学部3年 千年原

はじめまして。現在WCCで会計を務めている商学部三年千年原です。今年度はコロナウイルスの蔓延により、WCCは何も活動が出来ない状態にあります。やっと3年生になり、これからクラブを引っ張っていこうと意気込んでいた矢先のことなので、なんだか出鼻を挫かれた気分です。

いま最も心痛しているのは、新歓活動が滞ってしまい新入生にWCCの魅力を伝えきれずにいることです。上級生との初めての交流となる新歓ラン。そして合宿の楽しさを身をもって知る新歓合宿など、1年生でしか味わえない体験がWCCには数多くあります。

そう考えると、今年度の新入生は気の毒でなりません。8月に入っても合宿行事は大学側からの許可が下りず、夏合宿も中止せざるを得ませんでした。いつか新入生と合宿に行ける時を願うばかりです。

僕の私生活もかわり映えのないものとなってしまいました。講義はすべてリモートで、部室も閉鎖、アルバイトも中止となり刺激のない日々が続いています。そんな中、少しでも身体を動かすために、国からの給付金を使ってスマートトレーナーを購入しました。後輪を固定するタイプのものなので、ローラー台初心者の僕でも問題なく使えています。しかし、その分自分でバランスを取る必要がなく、実際の乗車感覚とは異なり、単調なものとなりがちです。映画やドラマを見ながらフィットネス感覚でペダルを回しています。スマートトレーナーもWithコロナのサイクリングとしての一つのあり方だと思いますが、やはり僕には炎天下の元で大荷物を抱えながら自転車を漕ぐ方が似合っているのかも知れません。

コロナ禍の生活 – 基幹理工学部2年 尾川

こんにちは、WCC2年の尾川です。

3月は、春合宿が無くなってしまったので、バイトにいそしみつつも、時間があるときは積極的に個人で遠距離ライドをして、春学期に向けた余暇を楽しんでいました。

4月になると、当初予定されていた大学の授業も延期され、バイトも中止になり、本当に悶々とした日々を送っていました。あまりにも暇だったので、家事の手伝いや料理、自転車以外の趣味などに精を出しました。

5月に入ると、いよいよ大学の授業が始まったものの、それほど始まったという実感はなく、ただ降りかかってくる課題を淡々とこなしていました。また、バイトもなかったので、外出することもほとんどなく、体と心の体調を管理する必要性が出てきました。

6月は、徐々にオンラインの授業に慣れてきたものの、課題の量は増える一方で非常に厳しい日々を強いられていました。緊急事態宣言が明けたことに伴い、バイトが再開し、忙しさは増したものの、日々の勉強の活力を徐々に取り戻しつつありました。

7月は、常に課題に向き合っていました。食事と風呂、バイト以外の時間は常に自分の部屋の机に向かい、課題を延々とこなしていました。何度も勉強のモチベーションが切れそうになったものの、それらをやらないことにはどうしようもないので、なんとか計画的に取り組むよう自制しました。その結果、7月中にほぼすべての課題を終わらせることができました。

夏休みの予定としては、基本的にはバイトにいそしみ、その他の時間で自転車や春学期は会えなかった友人との旅行や外出、外食等に費やす予定です。

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